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丁寧な殺し屋。 Ⅱ

丁寧な殺し屋と僕は一日だけ
名一杯逃げた。 
月の光だけがキラキラと光る路地裏で
僕たちは満月を眺めた。

彼女は言った。
「私は貴方が何をしたのか知りませんが、
私は貴方を殺した事にしなければなりません。」
「僕は何もやってないさ。悪いやつに騙されたってところかな。」
そう答えた僕に彼女は
「この世界はそういうものです。
この街に隠れましょう。
私は貴方を殺して処分した事とします。」
そして、彼女は歩き出した。

「じゃあ僕は君の為に家事をして
隠れていようかな」

僕たちは
『月が綺麗な道を創る海』が見える
小さな街のマンションの一室を借りた。

彼女は殺し屋だが
とても丁寧で
普通の少女と変わらないようだった。

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  • 8月26日へ!!
  • 丁寧な殺し屋
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