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帰る場所

まんまるのまるで蜜をからめたみたいな
金色の月がぴかぴかひかる夜
ふだんは無口なおおかみ男が吠えていた
うおーうおーってあんまりわめくから
窓を開けてうるさいってどなってやったら
その顔好きだって言葉少なに近づいてきて
そのまま屋根裏のあたしの部屋に居座っちゃった
しょうがないから一緒に暮らしてるの
うちにはベットがひとつしかないから
おなじベットで寝て起きて
あたしはでかけて彼はおるすばん
あたしが帰るとすっごくうれしそうな顔するの
それみるとあたしもうれしくなっちゃう
あんまりしゃべらないけど素直で素敵なやつよ
じゃああたしはそろそろ帰るわ
飲み会は行かない
あいつのごはんは絶品だから

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