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空っぽ

自分は空っぽだ。そう思った。
みんなが爆笑していても、ほとんど笑えない。みんなが盛り上がっていても、自分は冷めた目でそれを見ている。
自分には、感情に関する、何かが無いのではないか。そう思う。
その代わりに詰め込んであるのが、本、小説から得た知識。悔しさも、何かを失った悲しさも、恋のときめきも、団結力も、何もかも、小説で学んで、空っぽの自分に詰め込んでいる。
それが現実を冷めた目で見てしまう理由かもしれない。
自分は、小説の知識で、自分の芯は空っぽみたいに、自分の意見がない。自分の意見だと思っているものは、小説それぞれの価値観の融合。
でも小説の知識は人間が生み出したもので、感情の代わりにならない。そう思った。

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