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PINOCCHIO

気だるい午後の片隅の
陽だまりのカフェーで
テーブルをはさんだ
すっかり目も合わせなくなったね

私たちは ただ ただ
あやつり人形みたいに
いつも空気にながされて
隔てた時間が無口にさせる

TELL A LIE 昔みたいに
見え透いた嘘をついてよ
“今でも君が好きだ”って

失くした言葉はかけないで
壊れた愛をみせないで
ありがとうで別れるのは
絵本だけにして そう呟いた

TELL A LIE いつものように
立派な鼻を伸ばしてよ
“君をなくすのは惜しい”って

TELL A LIE 最後だけ
私のピノキオになってよ
“君に出会えてよかった”と云って

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