大森先生こんばんは。
私にはずっと不思議に思っていることがあります。
最近それを特に感じるのですが、そのきっかけは高校への推薦条件についてのプリントに
「恵まれない環境を乗り越え、勉学に励んだ者」と書かれていたことです。
小学生の時先生に将来の夢とその理由を聞かれました。私は「人をたくさん助けられるから薬剤師さんになりたい」と答えました。先生はそうなんだね、とだけ言ってくれました。その後友達が「僕は幼稚園の時大きな事故に巻き込まれて、救助隊の人が助けに来てくれたから僕もなりたい」と言うと、先生はその子をすごく褒めて、みんなの前で発表させました。
どうして、悲劇を乗り越えた人ばかり大人たちは見るのでしょうか？すごく大変な思いをして、辛い経験だったことは分かります。でも、何不自由なく生活してきた普通の人がやることよりも、悲劇を乗り越えた人のやることの方が何倍も輝いて見えます。映画も小説も主人公は悲劇を乗り越えていくものばかり。不公平とも理不尽とも違うこの気持ちはなんなんでしょうか。それとも私のただの妬みでしょうか。