続き
バンは帰り道で「アキレス」のことを思い出します。自分もあんなのが欲しい
そう考えながらバンは河川敷に寝転び、あの日のことを思い出します。
8年前、バンの父親はLBXのコアスケルトンを作っていました。小さいけど勇敢に戦い、大きな敵もやっつけられるロボットに惹かれたバンは、父の目の前にあるそれを欲しがりますが、父はこれはまだ試作品であげられないことを話し、でもバンが大きくなる頃には完成させてみせる、と言いました。
それから父はLBX開発に没頭し、家にあまり帰ってこなくなりました。
そして、あの日…。
父を乗せた飛行機が太平洋上空で行方不明となり、生存は絶望的に。
母は大きな傷を負い、それ以来バンにLBXをすることを禁じたのでした。
「母さんはLBXを憎んでいる。俺たち家族から父さんをを奪ったのはLBXだから。でも、母さん。俺、LBXをやっていると父と繋がっている感じがするんだ。だってLBXを作ったのは父さんなんだから。」
とそこに、ケースを携えた長髪の女性が現れバンの名前を呼びます。
続きます。
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