あのね あの音がね
心に刺さる 気がしていたの
でもね なんか今はね
冷たいだけの からっ風なの。
思い出はいつでもね
すぐそばにいて 笑ってくれる
でもね 触れないから
寂しくなって また繰り返すんだ
あの音色が聴こえるのに私
冷めたフリして自転車漕いでる
頭の中で咲いたり枯れたり
疲れたフリもして ぼーっとしてた
あのね。言うはずだった
言葉を捨てて 手紙も破って
気付かないようにして
タンスの中で 眠っててよ なんてね
あの音色がずっと聴こえるのに
身体も起こさないで泣いていた。
頭の中で飛んだり跳ねたり
疲れたフリして ぼーっとしてたらね
あの音色がきえそうになったから
焦って君のノート さする めくる
愛でても鳴らない 困る。明日から困る
好き 容量足りないのは思いとか
思い出がデカすぎるからで
専用の世界があったって
きっとひとつじゃ足りないからね。