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河童は実際、うん。

通背(つうはい)っていう体質があって、それが『身体の中で両腕が一本に繋がっている』っていうもの。だから、片方をぐいって引っ張ると、全部ずるって抜ける。
で、これが何の役に立つか、って話なんだが、この性質って、早い話が「片腕を縮めた分だけもう片腕が伸びる」ってことなんだ。
これのおかげで、河童って生き物は、信じられないほどリーチが長い。獲物を川の中に引きずり込む時なんかに大活躍。とても強い。
これに、架空の内臓器官、尻子玉を抜き取るパワーが加われば、恐ろしくトリッキーな殺し屋の完成ですよ。
これでパワー型(水さえあれば相撲じゃほぼ負け無し)な上に治癒能力(切断された腕もくっつける薬とか持ってる)まであるってんだから恐ろしい。
ちなみに、河童といえば岩手の遠野(異論は認めないでもない)だけど、岩手には他にもいろいろな妖怪がいる。座敷童子とか、マヨイガとか。
彼の宮沢賢治も、座敷童子をテーマにした童話を書いてるし、気になる方は一度調べて読んでみてくださいな!

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