僕は朝、まず起きたら本を読む。そして空の写真を撮る。それが僕の一日の始まりだ。
本を読むのは幼稚園のころからの日課だ。父に影響され、物心がついた時には本棚にずさっとあった。当の本人はもうここにはいない。なぜかは察してくれ。
写真というのも小学校三年生の時、誕生日にカメラを買ってもらったのをきっかけに毎朝空を撮るようになった。
そう言ってる間に洗面所へ来た。顔を洗ってサッパリする。
そこからすぐに朝食をとる。ちなみに今日は納豆だ。久しぶりに食べたがやはり美味しい。
食器を片付け、再び洗面所へ。今度は歯を磨き、髪も整える。寝癖を直さなくちゃ。ついでに制服にも着替えて準備万端。
いつもはこれらができたらすぐに家を出るが今日は五分も余った。そういう時は音楽を聴いてテンションを上げる。
時間になった。約十五分で着く学校へ。近所に同じ学校の生徒はいないのでいつも一人だ。そこで思い出すんだ。テストのことを。当然それを共有する人はいない。一人で焦るのだ。
次へ続く。