(3話目、載ってなかったですね) ちょっぴり力を入れて叩く。カンカンという音がする。もう少し力を入れて叩く。今度はパンパンという感じだ。もっと強く叩く。鈍い音だ。金属ではない。叩いた感触も違__ 「ったいなぁもう!手、どけろよ!」 そこには、宇宙人なんてよべる存在はどこにもなかった。明るい茶色の柔らかい髪を持つ年下の男の子。黒い目は、吸い込まれそうなくらい深い。背は、私より随分と低かった。 「君は、宇宙人なの?」