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昨日、僕らのまち②

生徒は紙を通じて思いを共有している。でも、すごくやりにくそうだった。言葉はできるだけ簡潔に伝えなければいけない。それが僕たち子どもには難しい。
僕も輪に入ったが、伝えたくて紙に書くもすぐに違う話題になってしまう。
そうしている間に先生が入ってきて、チャイムがなった。いや、正確には時計を見て先生が合図した。何とも難しい。先生の言葉は伝わりにくい。
とりあえず授業は短縮して、午前中で終わることだけは分かった。
学校が終わった。授業は黒板に書いていることをノートに移すだけ。宿題は出なかった。
家に帰るなり自分の部屋に行った。椅子に座って目を瞑った。そして考える。
ー音が鳴っていないのか。それとも音が聞こえないのか。
僕たちは普通で音が鳴っていない。もしくは自分たちの耳が聞こえなくなっているのか。でも、音が鳴っていないという方が有利だ。なぜなら日本中(いや、世界中かもしれない)人々の耳がせーので聞こえなくなるのはおかしい。
それにそのせーのの瞬間、意識があり作業をしていた人は一瞬だったそうだ。
待てよ…。それだったら耳が聞こえなくなったという説もあるな…。余計にこんがらがってきた。
それから頭を抱えて考えるとリビングの方から声がした。
お昼ご飯わよ~。
咄嗟に返事が出た。
は~い。
あれ…。

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