人里離れた 湖畔のヴィラは
曇り空 映す 冬の日の鏡
ここには誰も来ることもなく
振り子時計は速度を落とす
あなたはぼんやり 外を見ながら
雑誌めくってる 後ろ姿
痩せた猫背がやけに哀しい
けれど愛しい 不思議な気持ね
暖炉の薪は盛りに燃えて
若き日の二人はここには居ない
木馬に揺れて 編んだセーター
あなたへの愛を形にして
窓の外は冷たく 雪もちらつき
言葉じゃ云えないくらい
あなたが好きよ 目に見えない
ささやかな温もり 背中に感じて
ニューイヤーの花火も喧騒も
ここには届かない 静かな夜
無言の愛が部屋に漂う
素敵な季節 湖畔のヴィラで…
Love is like the wind that is swaying maple trees