「メメント・モリ」、とても素敵な曲でした。
正直私は「死」について深く考えたことはあまりなくて、ただぼんやりと「終わる命もあれば新たに生まれる命もあるこの世界って不思議だなぁ」というくらいにしか考えていませんでした。でも「メメント・モリ」を聴いて、まずは「メメント・モリ」という言葉の意味から調べ、それから自分なりにいろいろ考えてみました。
私は、自分にも身近な人にも「最期が来ること」自体は悲しいことだけど正直あまり恐くありません。それは、最期というのは誰しもが平等に持っている運命であり、決して抗うことはできないからです。でも、「最期が来ることを忘れている自分」が恐くなりました。明日生きている保証なんて無いのに、最期が来るのはまだ先のこと、と無意識に考えて毎日を惰性で生きてしまっている自分がいます。
このテーマに正解なんて無いけれど、だからこそいろいろな人の考えを聞きたいです。なので大森先生の考えを曲という形で聞くことができて嬉しいです。深いテーマですが、この曲を聴くと「死」を前向きに捉えられるような気がして、とても穏やかな気持ちになります。
素敵な曲を2020年最後に届けてくださり、ありがとうございます。