朝、まだ日が見えない頃。 私は一人で外に出た。両耳にはイヤホンをつけて大好きな音楽を聴きながら歩く。 近くの公園に来た時、日が見え始めた。ベンチに座ってマフラーに顔をうずめる。 周りには何もない。この時間だからでもあるけど、人はいない。 少し休んだあと、また歩き始めた。その時にはもうここは日に照らされ、鳥たちが心地良い感じに鳴いていた。 ポケットに手を突っ込みながら、誰もいない一本道を歩く。 私は毎日、どこかへ歩いていく。