烏の鳴き声で目を覚ます 靴ひもの切れた靴を履いて扉を開ける 清々しい青空なのに街には人がいなかった 悪い夢の延長のような世界 死にたがりの今日は続き 生きたがりの命は散りゆく 「どうして僕じゃなくてあいつが死んだんだろう」 真っ赤な月を見ながら帰路につく 割れたコップで後悔を創る 戻りたくもない過去と真っ暗な未来 狭間で申し訳程度に息をするボク 何処かで誰かがわらった声がした 何処かで君がわらった気がした