君のいるこの写真は
もう2度と撮れなくなってしまった
高架下でカラスが集ってた
誰かの笑い声を聞くと
より黒く張り付いた
僕の心臓
「君が好きだから」
そんな理由で買っていたアイスも
多分一生買わないんだろう
バラエティしかないテレビが嫌いだ
優しい貴方はおそらく
絶対僕の気持ちは分からないよ
吐き出した僕の口
一生いっそいじけてさ
将来君みたいになるんだ
「もし」が口癖だった君
そんなに願いが叶わない世界だったの?
もう
君が出せない笑い声や
君が出せないあの涙を
この世界の歴史に刻めたら
君は喜んでくれるかな
君は去り際に奪っていったんだ
僕が空っぽになるまで