ジミもジャニスも生きたあの歳までは生きるよと嘯きながらロックスターにもなれなかったぼくの詩が いつか誰かの胸にやわらかな花を咲かせる日を夢みている。 おやすみを囁くように 夕焼け空をそっと指さすように 街角の風を吸い込んだ香りを集めて ことばにならないことばをならべて 風にとけて逃げ去る詩を描きたい 街にきえて惜しまれない詩を描きたい