僕もう大人になったんだよ
歳を指折り数えるのも面倒臭いや
とくに変わったこともないけど
しいて言うなら … 泣けなくなったよ
嫌いな人に「好きだ」と言った
好きな人に「嫌いだ」と言った
大人になるってことは
独りぼっちになることだって
おじさんが言ってた
美しいかもしれないけど
別に素晴らしくはなかったよ
世界が見え過ぎるのも怖いな
嘘吐きピエロのバカ!!
置いていかないでよ
みんな先に行ってしまったんだ
甘えてばっかりの
僕を見捨てて
x+y=君
x−y=僕
公式は分かっちゃいるけど
じゃあxはナニ?
I want you. You want me.
So, I just running over the town.
Ah, Ah, oh, oh…
なんで?なんで?なんでなの?
うん、え?道しるべはナシ?
僕はこんなに
大きくなってしまったんだ
子供たちが居なくなった街の
駅の人混みの中で君を探している
居ないはずの君を探している
車窓に君が映ることを
未だ待っている
ぐるぐるぐるぐる
涙はからっきし
ぐるぐるぐるぐる
なんでだっけ、忘れちまったよ
まあ、でも要らないか
こんなにもままならぬ僕には
そんなもの不必要!!
Ah, Ah, oh, oh…
I want you. But,do you want me?
こんなにも半端な僕には
ちょいと重荷すぎるよ
手提げカバンの中の感情が
あちこちに散らばった
焦って、焦って
なかなか拾えなくて
そしたら誰かが
「はい、どうぞ」
と拾ってくれた
ありがとう、と同時に
垣間見えた君の顔
ぐるぐるぐるぐる
泣きたくないなら
ぐるぐるぐるぐる
笑えばよかったんだな
忘れていた、
何もかも置いてきた
あの頃を取りに帰ろう
揺られ、倒され、また揺られ
張り付いた笑顔で泣いていよう
生きたがれ、大人ちゃん
明後日の方向はどっちだ