「この子の名前、何にしようかしら。」
母の言葉に、強く反応する。
「"宙(そら)"がいい。宇宙の宙で"そら"。」
母は笑う。
「それじゃあ、あなたの名前を呼ぶときと、聞き分けがつかなくなるわ。」
そんなの、ニックネームでも何でもつけてしまえばいい。
私の気迫におされたのか、ちょっと間をおいた母は、そうね、と呟き、
「この子の名前は"宙(そら)"にしましょう。空ちゃんが名付け親ね。」
と母がいい、にっこり笑ってくれた。
私は嬉しかった。
この子を、あの海に連れていかなくては。「馬鹿」ばっかり言わないよう伝えなくては。あと、UFOを勝手に操縦しないように言うことも。言いたいこと、伝えたいことが山のようにあって。
それでも、一言目は決まっていた。
「また会えたね、宙。」
宙は笑った。
「ほら、いった通りだろ、姉ちゃん。」
そういってる気がした。
おしまい。
そんなの、ニックネームでもなんでもつけてしまえばいい。
この一行がなによりもナイスです!
口になんて出さなくたって、伝わることはたくさんあるんだから。ね、
(江國さんもだけど、いろいろ読みすぎてなんだかバッドエンド趣味になってしまっていたけれど…)
(ほんわかしました。こう云う話も素敵ですね!有難う。)
終わらせてしまいました(笑)
読んでくれていた方々、ありがとうございます。
今度は冬を題材に…また読んでもらえると嬉しいです。
早ければ明日には新しいのを載せたいなあ。
また戻ってきたらよろしくお願いします(笑)
シェア専用ボールさん))
ありがとうございました‼お気に召す言葉があって良かったです。
バッドエンド趣味ですか…いつか挑戦したいものです。シェア専用ボールさんが、本当に本が好きだということが伝わってきて、手を抜いたような話は書けないと思いました(手を抜くつもりは無いですが…(¨;))。
次回の物語も、よければ読んでくださいね。
なんともほっこりとした終わり方で^ ^
毎話楽しく読ませていただきました。
キラキラした夏がいいなー!と、
裸足で縁側にでてくところがすきです^ ^
次回も楽しみにしています!(^○^)
カチョフのしゃちほこさん))
ありがとうございます‼裸足で出ちゃうとことか、JK感がまるでなくて個人的にも気に入ってます(笑)
いつもありがとうございます!
はぁぁぁぁ(;_;)
なるほどー!!いい話ですー!
ロマンチック…
いちごたると。さん))
ありがとうございます!そう言ってもらえて本当に嬉しいです