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ある日私たちは。~番外編~ 【バレンタイン】

〔遥の場合〕
今年は…っていうか今日は、生チョコを作ろう。
材料は十分揃ってあるから準備万端。
手際よく作業をしていく。生チョコは得意な方だ。作り始めた頃はよく失敗したけど、コツを掴めば楽勝だ。
音楽もかけながら調子良い感じでやってると、妹がやってきた。
「お姉ちゃ~ん。何作ってるの?チョコ?食べた~い」
「もうちょっとだから待っててね」
「うん❗」
バタバタと向こうの部屋に駆けていった。
今年のバレンタインは家族を抜いて3人。友達だ。
時間はかかるけど、その分達成感がある。もうちょっとと言いながらまだあるのだがそのぐらい気にしないだろう。
ようやくできた。冷蔵庫から取り出して妹と一緒に1つずつ食べた。いつも通り喜んでくれてこっちが嬉しくなる。
もう少ししたら袋に入れてまた冷やそう。
今日も上手くいった。

  • 小説執筆部
  • ある日私たちは。
  • ※これは1年前の話です。まだ出会っていません。
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