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ある日私たちは。~番外編~【その後】

夜遅くに帰ってきた私たちは、共にこっぴどく叱られた。でも、2人ともなぜか平気だった。悪いことではあるけど、いじめられているのだもん。そこはちゃんと話して独自の厳重注意で終わった。
親たちが先生に話して、部活の方でも話し合ったそうだ。遥は謝られたらしく、一件落着という感じだ。
それから今まで通りの生活。学校行って、勉強して、給食食べて、勉強して、部活して…。何変わらぬ生活だが、やっぱり物足りない。それなりにあの日は刺激を受けた。遥とは上手くやってるし、彼女自身例の奴らとは仲が良くなったとは言い難いが、普通に話せているそう。それが何よりだ。

ある日私たちは、勝手に遠くへ行き、そこで泣いた。誰もいない公園で絆が結ばれ、ふざけた話をして、笑った。
喜怒哀楽が激しい日だったからこそ良い思い出にもなった。
ありがとう。

  • 小説執筆部
  • ある日私たちは。
  • 完。
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