頑張ろうって決めたはずなのにね… 今の敵は自分ではない。周りの受験生でもない。 父なのだ。結局、自分は父の駒なのか。 いつもそうだった。 なんのための受験なんだろうか… 繋がっていたはずの最後の糸がプツンと音を立てて切れた…
やっと分かったよ。 父に誉められたことがない理由が。 表すのが下手だったからではない。 世間体を気にしてなのかな?結局、僕を駒としか見ていなかったからだ。駒だから、言うことをきかして、何をしても当たり前って。