ごめんね
始めは信じてなかったんだ
アナタの声なんて これっぽっちも
でもさ、僕を汚した涙より
透き通っていたんだ
大人って泣けないんだよ、って
アナタが教えてくれたんだ
だから大人になった時のために
涙を残しておこうとしたけど
無駄でした
世界を知らない僕には
それはそれは大きすぎました
だからアナタの声に
必死に耳を澄ませたの
最低で最悪な夜を
弱々しくても否定したくて
アナタの隣に来たんだよ
ちょいとノイズがするけど
アナタの声の1秒前に
流していたはずの涙も
アナタの声の1秒後には
もう乾いていたんだよ