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琥珀と羽虫

裁縫機のかたかた
送り出された絹の雲が
ビロードの青に刺繍のごとく
幽霊屋敷とうたかた
そこら一帯止まった時間が
わたしの心情と重なりて
早う、早うと急かす世に
鼻緒の切れた足どりは
いつまでも少女のまま

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