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1月1日君と一緒に No.5

「テンコウ…?」
「うん…。転校」
しばらく私は放心状態。ここの顔をしっかり見れない。
2人そろって沈黙。何も言わない。
どれくらい経ったろうか。
「今日は帰る?」ここが言った。
そうだねと言って、席を立った。お金を払って、店を出た。
じゃあとお互い少し気まずそうに別れた。
このまま家に帰る気力も無くて、近くの公園に寄った。ベンチに座って遠くの空を見上げる。
転校か…。もう会えなくなるのか…。早いな、まだ半年も経ってないのに。
そう思うと涙が出てきた。近くで遊んでいる小学生たちにバレぬように自分の足を見た。
しばらくして少し暗くなってきた。さっきまでキャーキャーと騒いでいた子たちもいなくなっている。
帰ろうか。
また、明後日にでも詳しく聞いてみよう。
私は○○の曲を聴きながら家に向かった。

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  • 今日はちょっと簡単です。
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