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ヘダテ

愛は隣で囁くけど
君の寝言は聞こえないまま
僕らの間にある何かは
愛とかいう邪魔者だろう

瞼の裏に君は居ないと
とうの昔に気づいていたけど
泣く度に涙に君が映るのは
どうしてなんだろう

嘘くさい言葉を並べても
僕らはここに居たいと願ったんだよ
君が大層なペテン師なら
思い切り嫌いになれたのに

君が僕の前に現れてから
僕の脈は騒がしく打つんだよ
あの時確かに僕の中の
心臓の内側に君がいたんだよ
そして全身に愛を流していたんだよ
僕の平熱36.4℃は君が作っていたんだよ
でも君はもういないから
凍えそうだよ、泣きそうだよ

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