『ガラシャは貰って行きます』
この夜、文紡は三味線を弾いていた。
弾いているだけでは良かったのだが、つい熱が入ってしまったのだろう、三時頃まで寝ずに弾いてしまっていた。
文紡が時間に気付き寝支度を始めようと思った時、窓際に思わぬ来客があった。
その来客とは、
大魔法使い『ユリ・ロトウ』である。
「へロー無垢な奏者くん。突然だけど伝言を頼めるかな?」
文紡は状況がいまいち読めなかった。
目の前にいる大魔法使いの事は知っている、
でも何故ここへいるのだろう、
彼女はファヴァーに引きこもっていた筈だ。
文紡は考えるのを止めて訪ねた。
「はい、何でしょう?」
「いいね、じゃあ言うよ。
ガラシャはここに帰ってきたくない様です。
それで、私ユリと共に旅をしたいそうです。
ガラシャは貰って行きます。
......と、八千代さんに伝えて貰えるかな?」
と言ってユリは消えてしまった。
暫くして文紡は思考を取り戻した。
「.........どう伝えよう。どうやっても大事になるな。」
結局、文紡は夜を明かす事になってしまった。
To be continued #43 「唄あはせの便り」
P.S.たまには追記も真面目に書かないと。
なーんてことをしたら載りませんでしたでした笑
やっぱりいつも通りが一番だね!!
なーんていっつもハイテンションで書いてるけど。
現実の俺は友達から「気がついたら萌え尽きてそう」と言われるくらいローテンションの根暗なんだよな......酷いね笑
でもここでパラドクスが生まれるんだよな。
俺がこんな奴じゃなかったら幾分か人生は初月なんだろうけど、それだと俺の大部分の構成要素である文学とか漫画とかゲームとかとは縁が遠くなってしまっているだろうからそれはそれで幸せなのかってなるんだよなぁ。
やっぱりいつも通りが一番だね笑(2回目)