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Q

疑問がある
更に疑問が出る
続けて疑問と出会う
何もかも 分からないことだらけで

分かりませんという答だけが
最後まで正解の可能性を失わないで
脳内をぐるぐると回っている

愛とは
自分とは
幸いとは
君とは
死とは
人とは
生きるとは

恐らく正解は無くて
僕は無数の疑問に埋め尽くされて死んでいくだろう
それでいい

これが答だと言いきる強さが
僕には欠落していて
むしろそれこそが僕なのかもしれない

何があるか よりも
何が無いか の方が
その人の本質に近い
人生とはその欠落を埋めようとする気高い徒労に他ならないからだ

疑問符で埋まる僕の棺を
花畑のようだとあなたが笑う
宝箱のようだと僕も答える

「神様、分かりませんでした」
「でもとても、美しかったんです」
「楽しかったんです」
「いとおしかったんです」

それでいい

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