誰か 痛み中毒の俺に錠剤をくれ
どうかしてるぜ 引っ掻いてみたところで
所詮はただの 弱い毒
この際だ 痛いくらいでちょうどいいのさ
遊びは大概にして もっと有意義な悦びを
馬鹿だな ただの危ない背伸びだ
そうさ 擦りむいた傷には 塩を塗るのさ
歓喜の声をあげるのは どこぞの悪魔か
いや 取り憑かれたこの俺か
そうだ 君にも 銀の刃の美しさを教えてやろう
もう止められないのさ 悲劇も喜劇も
君となら 分かち合える気がするよ
時々涙が出るのさ 胸の苦しみで
でも 痛いのが心地いいのかもしれない
病みつきになったら どうしてもやめられない
冷たい心でも 気にしちゃいない
誰か 痛み中毒の俺に錠剤をくれ
その錠剤すらも 毒でいい