家に帰ってきた。何とも言えない気持ち。
これ、開けてみようか。
袋をビリビリ破っていくと、アルバムが出てきた。それも、新品のやつ。
開けてみると、手紙らしきものが入っていた。
『結花へ
今までありがとう。少し長くなるけど、最後まで読んでね。
私は、友達なんかいらないって思ってた。ずっと一人で良いって。でも、あの日結花が声をかけてくれて、変わった。素直に、この人と友達になりたいって思ったの。でも、その後すぐに転校の話が出て私は、すごく悲しくて、寂しくて、泣いた。何回も。もっと一緒にいたいって思った。○○の話ももっといっぱいしたいって思った。
ごめんね。こんな早くに。また絶対会えるって信じてる。
アルバムは、空の写真を撮って入れてほしいなって思ったの。○○の歌詞に、[離れていても、空はどこまでも繋がっている]ってあるじゃん?それがすごく好きで、私たちみたいだな~って思ったの。それで、毎日でも気が向いた時でも良いから撮ってほしい。それでこれに入れてほしい。この空の向こうでお互い頑張ってるって実感してほしいな。
本当に今まで楽しかった。転校先でも頑張るから、結花も頑張ってね!大好き!
Sweet dreams!!
小春。』
読み終わった後の私は、嬉しさもありつつ、絶句した。