「うわ、先生見つけた!!!」
私は先生を見つけたのでとりあえず駆け出す。
『なんだ?うわって。嫌みたいじゃないか?』
「違う違う!!聴いてほしい話があるの!!」
『こんなとこで話すのもなんだからいつものように窓に座って話そう。』
先生がそう言ったので、いつもの廊下を通り窓の前に向かう。
『なんだ?聞いてほしい話って?』
「授業の話!!」
私はそう言いながら座る。
『授業?』
「なんで先生、私のクラスの授業担じゃないの!?」
私がそう言い終わる頃に、隣に腰掛ける。
『しょうがないだろう?私が決める事ではないんだから。』
「む〜。先生じゃないからやる気でないよ!!死んだっ!!!!」
『そんなこと言わないでくれ。』
私は更に先生を困らせてみる。
「これで成績落ちたらどうするの!?」
『ならば私が居残り授業をしてやろう。』
「一対一?」
『あぁ。』
「先生の部屋…?」
『あぁ。』
「じゃあ許す。」
『あぁ。…ん?これならいいのか?』
「先生、今適当に返事してたな!!」
『いや、ついつい流れで(笑)。 』
「も〜。忘れないでよね、居残り授業(笑)!!」
私は先生の横で笑う。
『授業のあとに、同じことをすればいいんだろ?』
「そうね!わかりやすくね(笑)?」
『わかった、わかった(笑)。』
私は長い髪の毛を耳にかける。
「これから授業に全部出れるかどうか心配。」
『保健室登校みたいに、私の部屋に来なさい。かくまうことはできるぞ(笑)。』
「それ、私の成績落ちるやつじゃん(笑)!」
『そこはなんとかするさ(笑)。』
「まぁ、頑張らなきゃね(笑)!」
私は笑いながら先生の横顔を眺めた。
そして、いつものようにおかしくて笑えるような雑談をした。