0

1月1日君と一緒に No.12

すっかり飛んで12月、クリスマスが近づくころ。
あと2日で冬休み。もうすぐで、ここに会える。
相変わらず空の写真は撮ってる。
やり取りも途絶えていない。
ちょっと緊張するな。近づくにつれドキドキが高まっている。
身長は変わっているのだろうか、髪型はどうなっているのか、不安もあった。

本番。
新幹線に乗って、待ち合わせの場所へ行った。

「あ」
「あ」
いた。
見つめ合った。歯を噛み締める。
「久しぶり」
「久しぶり」
そして、ハグをした。泣いた。
人が行きかう中で、人目を気にせずただ抱き合いながら泣いた。
「久しぶり」
「久しぶり」
もう1回言って、今度は笑った。
「うん」
「うん」
訳もなく頷いた。

  • 小説執筆部
  • 1月1日君と一緒に
  • もう12か。早い?遅い?まだまだついて来てください
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。