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〜二人の秘密〜長文なので時間がある時に読んで下さると嬉しいです!

「はぁ。」
私は窓辺に座り、壁に寄りかかりながら一つため息をする。

『なぁ。雨、降ってるから窓閉めるぞ?』
先生はいつものように話しかける。
「うん。もう少しだけ。」
『今日はどうした?』
先生は立ったまま後ろから顔を覗き込む。

「ん〜?何が?」
『“何が?”じゃないだろう?今にも泣きそうな顔してる。』
私は先生の顔を一瞬だけ見て話し出す。
「新学期ってさ、何なんだろうね。」
そう言った時、雨粒が風に煽られて顔や体中に当たる。

『ん?どういう事だ?』
「先生の事じゃないけど失礼なこと言うね?」
『あぁ。』
先生がそう返事をすると、私は雨に隠して涙を流しながら言う。
「教師ってさ、何で贔屓するんだろうね……。何でやる気ない人が副担になっちゃうんだろうね……。何でこんなに教師の事で我慢しなきゃいけないんだろうね……。何で良い先生ばっかどっかに行っちゃうんだろうね……。何だろうな〜(笑)。何でだろうね。」
先生は長いローブを脱ぐと私の肩にかけて中へと引き入れる。
そして先生は窓を閉めて言う。
『寒いだろう??そんな顔をするな。私だけは君の味方だと言っただろう?』
先生は冷たい手で私の顔の水を拭うとぎゅっと抱きしめる。
『温かいか?』
「うん、温かいよ。でも先生のローブ長い(笑)。」
先生は私の肩を持って下を見る。
『確かにこれは長いな(笑)。』

私達は笑っていたが、私はふざけて先生の部屋へと走り出した。
『もう!ビシャビシャになるだろう(笑)!』
先生は廊下で私を捕まえるとお風呂場まで連行し、カーテンと扉を閉め、出ていってしまった。

  • 二人の秘密
  • 今回暗くてすみません(笑)
  • 読んで下さった方ありがとうございます!
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