僕の影から飛び出た黒猫が夜を踊る 鋭利な月が僕をみて笑う 足元を照らす街頭はちょっと僕には明るすぎて 気づいて欲しい人に気づいて貰えない虚しい僕を明星があざ笑う そうして宙に伸ばしかけたぼくの手は空を切るのです 届かない想いと透過した悪意 辺りに散らばっているブラックホール この星を逃げ出してぼくは自由になるのです きっと。