私は間違っていない。間違いのはずがない。 王は目を開けず、剣を振るう。 己が信じるソレだけを視界に映したまま。 分かっている、でも知らないし、知りたくなくて。 私が出来ないことが出来る。 そんな私じゃない私を、ずっと待っていた。 そして王は眠りにつく