垂れた髪の間 その目に映るのは ずっと今だけ その手にあるのは 遠い異国の物語 もう少しで 待ち望んだ人が来るのに 立ち上がり歩いていく それでいい 誰に宛てるわけもなく きみが思う 花のように降る 知っていて知らない雨