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神様が与えた私たちへの罪 No.2

「みっちゃん、このニュース知ってる?」
「ん?いや」
「『新型コロナウイルス』っていうのが中国で流行ってるんだって」
「ふ~ん」
まぁ、正直関係ない。中国でしょ。
「すごいんだってよ。日本に来ないといいね」
「うん」
どうせすぐ終わるでしょ。少なくとも日本には来ない。
私は読んでいた本に目を戻した。これがまた面白い。冒険の話なのだが普通じゃなくて読めば読むほど面白い。
シリーズになっていて、今3を読んでいる。今も続いていて12くらいも出ているから早く読みたい。
「みっちゃん、それ最近ずっと読んでるけど面白いの?」
「これ?面白いよ。読んでみな。アンタ恋愛ものしか読んでないでしょ」
「だってキュンキュンするじゃない?好きだからいいもん!」
「これ、恋愛小説だって言ったら読む?」
「うん」
「じゃあこれ恋愛小説。めちゃめちゃキュンキュンする。はい、読んで」
「ズルッ」
何だかんだ言って楽しいんだ。離れたくないんだな。

  • 小説執筆部
  • 神様が与えた私たちへの罪
  • はい、そういう話です。
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