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第8回

三分後
落ち着いた・・・私としたことが。
でもこいつ、ヤッバイ。
一口をフォークの先っぽ位に切って食べてんよ。だから遅っっっっそい。
「氷結」
いや凍らせて非常食にしようとすんなし!?
すぐに私が溶かして口に押し込む。
「モガモガ・・・ゴクンッ。な、何をするんで・・す・・・か・・・」
私のハンパない圧力で黙らせる。テヘッ。
さて食事も終えたし観光でもしよっかなあ~。
青い海、沢山の木、倒れてる人、そして綺麗な空。
ん?倒れてる、人?やばい・・・これはやばいぞ・・・
私のめんどくさいレーダーがガンガン反応してる・・・
面倒くさい事にならないよう、そーっとスルー・・・
「どうしました?大丈夫ですか?」
ガッデム!!私のお人好しが勝手に!!
それじゃスルーできないじゃんか・・・
「あ・・・あなた方は?た、助けて下さい・・・み、水が・・・
無くなってしまって・・・ゴホッゴホッ」
「ウォーター」
「ガボッ!!ガボガブ!ブエッファー!!りょ、量が多すぎ・・・」
「あ?問題でも?」
「い、いえ。えーっと私はマユカ。こんな事言っても信じらんないかもだけど、
私、転生者なんです・・・」
「!?」
「てんせー?」
「マジか!?」
「はい。」
「(声を小さくして)実はわたしもだ・・・」


続く

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