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神様が与えた私たちへの罪 No.3

「え~、卒業制作なんやけど、門の前の花壇あるやろ?あそこにつける柵を作ってもらおうと思います。もう既に卒業制作の係は決まってるんやけど、その人たちには木を切ってもらって形を整えてもらいます。ある程度ペンキみたいなので塗ってもらって他の人たちの分が余るまでできたら後は君たちに塗ってもらいます。普通に小っちゃいやつやから授業内に終わると思います」
卒業制作か…。そういえば私係だな。頑張らなきゃ。コウも一緒だけどできるのかな。
「じゃあ、それを含めて連絡します」
今からかい。
「卒業制作は明日早速朝8時に美術室に集合。筆記用具を持っていけばいいと思う。送る会の係はー」
朝8時だったらいつも通り来れば大丈夫だな。

「みっちゃん、私8時なんて無理だよ~。お腹が痛いとか何とか言っててくれない?」
「ダメ」
そう。コウはいつも本鈴の30秒前に来る。絶対無理だな。
「何で~」
「もし言ったとしても絶対信じてくれへんよ」
「分かった」
おっ。早っ。おっ?
「頑張る。早起きする」
「…ん?そんな簡単にできるの?」
「うん。明日、見ててみ」

  • 小説執筆部
  • 神様が与えた私たちへの罪
  • よく考えたら「黄色い…」と2人のキャラが逆だよね。
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