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先生に恋する友達の話

今回始めて見たよ!って人は是非1話から読んでみてください!

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第2話 先生と私(1ー①)
 《真壁桜目線》

 私は学校があまり好きではなかった。クラスにあまり友達がいないから休み時間は1人が多い。退屈な日々を送るのは苦痛でしかなかった。春休み中は2年生に上がったらサボる日が増えるだろうな。とずっと思っていた。
だが、その退屈な日々を先生が変えてくれた。
私はいつもより少し早く起きて、髪型をアレンジしてみた。もちろん先生に「似合ってる」って言ってもらうために。
 学校に着くとまだ教室に人は居なかったが、先生は居た。
「おはようございます」
「おはよう」
もう少し会話を続けたくて私は勇気を振り絞って話しかけた。
「せ、先生っていつもこんなに早くいるんですか?」
精一杯声を出したが緊張のあまり少し声が小さくなってしまった。でも、先生はきちんと聞いてくれていた。
「うん、さくらも今日早く来てるけど、いつも早いの?」
「は、はい!」
なんとなく嘘をついてしまった。
「じゃあ俺と同じだね」
先生はそう言ってニコッと笑った。
そのあとも少しお話をしていた。
結局髪型については気づいてもらえなかったけど、先生とたくさんお話できて私は有頂天になっていた。

  • ほぼノンフィクション
  • 登場人物の名前は仮名です
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