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鏡味経由ダージリン(本日のケーキ付き)

空っぽだと発覚した途端、ピーコートの全てのポケットが とある予感で満ち満ちる。
そしてその予感は、店員が運んできたマグカップの中に"探していたもの"ではない"見覚えのある鍵"を発見してから、ゆっくりとまぶしい確信に変わっていく。

やっとだ。
君を、迎えに行ける。

僕はたったいま目の前に届いたアイスティーに手をのばし、冷たさをひたひた、水面を越えて''見覚えのある鍵''をつかむ。

--- ミラークロニクル

どうか君も、僕に向かって泳いでいますように。

  • ミラークロニクル
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