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ここは

目が覚めると自宅だった。
はて夢でも見てたのかとも思ったが、見慣れたはずのその部屋はなぜか違和感でしかなかった。
ふと視線を落とすと時計は8時を指していた。
「とりあえず...学校行くか...」
この違和感の正体はわからないが、とりあえずタケルは日常へと身を任せることにした。

錫杖が輝く、鳳凰は笑う
また誰かが迷い込んだようだ
そうだ、これでいい
私は...何度でも黄泉帰る...

「はて、こんなに複雑だったかここ?」
学校への道中だ、当然行き慣れた道...外れた覚えはない、
しかし「ここ」は知らない場所だった。
腕の時計は既に9時を指している
完全に遅刻である
「参ったなぁ...てかどこだよここ」
携帯...は、探してもない辺りどうやら忘れたらしい。
仕方なく引き返そうと後ろを向いたが
...なんと後ろの景色も違った
しかも...これは...
「夢の...墓...?」
そこは見覚えしかない場所だった

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