ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐると
世界が廻る
否、私が廻っているのか
輝く、宇宙の星のような
高層ビル郡の光が
カフェオレのように、
コーヒーのように、
ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐると、
私は吸い込まれていく
いつの間にか、なにも
見えないところに私はいた
キラキラと、刺してくるような
眩しい光が見える
意識が遠退いてく……
あれ……
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『お母さん、よく頑張りましたね
元気な男のお子さんですよ』