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〜二人の秘密〜長文なので時間があるときに読んで下さると嬉しいです!

今日も生徒が全くいない。
少し残っていた生徒もいい天気だから遊びに行ったのだろう。
そんな事を考えながら、いつもの窓辺から中庭を眺めていた。
すると、下から先生の声がした。

『お〜い、いるんだろう?』
「ん〜??いるよ〜!!」
『ちょっと降りといで。』
「待ってて〜。」
下に降りると、先生は背をこちらに向けて生き物を触っていた。
馬と鷲が合体したような生き物だ。

「先生、その子は…?」
『おぉ、来たか。あ、ちょっと待て。一礼しろ。』
「普通でいいの?」
私は授業の号令のような例をする。

『さぁ、おいで。』
先生はそう言うと私の手を生き物の顔に触れさせる。
「この子どうしたの?」
『ヒッポグリフ。時々、バレないように遊びに来るんだ。』
「ヒッポグリフってほんとにいたんだ。」
『こっちでどういう話になってるのか知らんが、本物だ。』
「こっちの世界では、礼儀正しくしないと怒られる、グリフォンと雌馬?の間に誕生した伝説の動物になってるよ。あってるかわかんないけど。確か。」
『あぁ。ほとんどあってる。不思議だな(笑)。』
「先生みたいな魔法使いさんが詳しく書き変えたのかな(笑)??」
私はヒッポグリフを撫でながら答える。

『乗って見るか??』
「えっ?見られたらまずいんじゃないの?」
先生は私を持ち上げるとヒッポグリフの背中に乗せる。
『魔法で姿を消せばいいだろう(笑)?』
先生はイタズラに笑うと私の後ろにまたがる。
ヒッポグリフは駆け出すと大きな羽で羽ばたいた。

風と一つになったような感覚が心地よかった。

  • 二人の秘密
  • 読んで下さった方ありがとうございます!
  • 長文すみません!
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