激しい光を放つ度に
ボヤけて見えるんだ
僕らに心が無かったなら
偶然じゃなくて運命なのなら
上手くいったかもしれないけど
仰向けになった僕の心臓が
君を感じようと寝返り打った
でもうつ伏せだと苦しくて
結局諦めてまた早く脈を打つ
君の脈の速さと僕の脈の速さ
どっちが早いんだろう
別にどっちでもいいんだけど
できれば同じがいいんだよ
もし君が僕だったなら
もし僕が君だったなら
どうするんだろう
どう思うんだろう
何を感じるんだろう
もし君と僕が
別々じゃなく1つなら
そんな心配も無かったのかな
教えてよ
美しく磨き上げる度に
曇りはどんどん重なってゆく
君だけの世界、僕だけの世界なら
誰かを求めるなんて
あり得なかったのかな
君の方が少なかったはずの歩幅は
別に今も変わりはないけど
大股で忙いで歩くもんだから
追いつけなくなっちゃって
血液を赤くするアレの
正体は実はソレだったんだよ
アレとかソレとかばっかりで悪いけど
この温もりだけで分かるんだよ
もし僕が僕でなければ
もし君が君でなければ
どうなっていたんだろう
どうだろう
出会うことも無かっただろう
もし僕が君の
半分のうちの片方なら
君は僕を探したんだろう
教えてよ
「語り騙って」
1つだったとして
運命だったとして
その先に変わりない日々が待っていたなら
それを"幸せ"と呼べただろうか
片割れくらいでちょうどいい
今はそんな風に心を騙しておくよ
君といた日々に傷をつけるために
返歌的な詩を書かせていただきました。企画への参加ありがとうございます!