1

黄色いおにいちゃん No.4

「起きた?」
「カズにいちゃん…?」
「うん」
「悠斗、この人と遊んでたの?」
「えっ、うん」
ママもいた。ここは、家だ。
「良い人だね」
「えっ」
「これからも遊んでいいよ」
「い、いいの?」
ママは「うん」と言って僕の部屋から出ていった。それに伴いカズにいちゃんと二人きりになった。
「何でここにいるの?」
「説明するからよく聞いて」
カズにいちゃんによると、僕はあの答えを出さぬまま寝てしまった。それで僕の家を探して連れてきてくれた。ママは最初不審がってたけど、すぐに打ち解けたそう。
「と、いうこと」
「ありがとう」
「うん。じゃあ、早速だけど…天国にくる?」
「は?」
「よし、行こうか。ママさんの許しは得ているからね」
そう言って、カズにいちゃんは僕の手を取って窓を開けた。

  • 小説執筆部
  • 黄色いおにいちゃん
  • どんでん返しでしょ?((どこがやねん
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。