2

こがらしのリズム

しわよせの街にいる
終わらない冬のなか
山高帽の羽根は泣いている
かっこいいなんてもんぢゃないよ
マンホールに落ちてみると
また違う顔が見えて僕は知る
かんちがいしていたと
しゃるしゃるの砂になって
残らず散らかって
永遠でも一瞬でもないオーロラとゆきたい
あの日描けなかった絵の
つづきはかけない
ずっと出せなかった手紙に
切手を貼れない
今はね
ここで霜をすいこんでいる

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。