0

〜二人の秘密〜長文なので時間があるときに読んで下さると嬉しいです!

「いったぁ〜。」
いつもの窓辺に座ろうとした時、窓枠に手をぶつけた。
少しの間うずくまっていると、いつもの様に足音が聞こえた。
“どした?”
『……大丈夫か??』
私はいつもの様に、先生とアルの声なので振り返る。

「手、ぶつけただけ。……うん、もう大丈夫!」
私が立ち上がると、先生はぶつけた方の手をとる。
『ちょっと赤くなってるが、本当に大丈夫か?』
「うん!なんかさ、【カチン】ってなる時あるでしょ?そんな感じのやつだから大丈夫!」
“なんか貼ってやろうか?”
「う〜ん、まだ大丈夫かな。…そんな事より、ふと思い出して聞きたいことあるんだよね!」
『なんだ?』
「先生達ってさ、物語みたいに箒で空飛べるの?」
『あぁ。私はそんなに飛ばないが、アルは向こうで箒をよく使うよ。』
“いや、私は下手なんで見せられるものではないですよ?”
アルがそう言っているのをわざと聞き逃し、魔法を使って箒を2本呼ぶ。
1本は先生が掴むと、もう1本はアルの手元へ飛んでいく。

“えっ!?今から飛ぶんですか!?”
『安心しろ。私の魔法で周りには見えないようにしてやる。』
アルは“う〜”と唸りながら箒にまたがる。
『ほら、君もまたがって。』
「えっ、いいの?」
『あぁ。ほら。』
先生は私に箒を渡し先にまたがせると、続けて後ろにまたがる。
『私もココを持っているから、君も離すなよ?』
「うん、わかった!」
『アル、いけるか?』
“はい、いつでもウェルカムです!”
先生とアルが床を蹴ると、窓から飛び出した。

「うわぁ!先生、アル、凄いよ!!!」
私がそう叫んで、アルが飛ぶ右を見るとゆらゆらしていた。
「アル、もしかして本当に下手くそ(笑)?」
私が笑うと、先生はアルにアドバイスをした。
そしてアルは、笑いながらこの時間を楽しんでいるようだった。

この時間が、永遠に続けばいいのに。
私は心の底からそう思った。

  • 二人の秘密
  • 読んで下さった方ありがとうございます!
  • 長文すみません!
レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。