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『私の心貴女の心』
今日はあ〜ちゃんとゆかちゃんがうちに来て、パーティーをする日。珍しくあやのちゃんが家にお客さんを招いた。なんでだろ。普段は「うんいいよそのうちね〜」っていいよいいよ詐欺なのに。
あ「おじゃましまぁ〜す♪」
ゆ「ニアにおやつ持ってきたよぉ〜」
の「どうぞどうぞ〜(´∀｀*)」
な〜んかニヤニヤしちゃってるし…そんな顔久しぶりに見たな…まあね、家族同然な2人だからね。

あ「で、なっぴが誘ってくれたんよ」
の「えーいーなー私も誘ってほしかったー」
楽しそうだなぁ2人。微笑ましい……けど、そうなんだけど…
なんかモヤモヤする。こんな光景ずっと見てきたはずなのに。
私「……」
ゆ「ねぇ、聞いてる？」
私「わああごめん」
ゆ「…」
私「あ、え、怒ってる？」
ゆ「そんなことで怒らないよ笑笑そうそう、でね、このおやつ、猫ちゃんの健康にもいいからおすすめなの！えーっと…このショップ！」
私「へぇ〜！ニアも気に入ったみたいだし、また買ってみようかな〜」
ニ「ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ」
ゆ「喉鳴らしてる…ニアちゃんのっちよりも〇〇になついてるよね」
私「ふっふっふ〜。いやあニアに愛されすぎて困っちゃうよ〜」
でも本当は、あやのちゃんにもっと愛されたいんだけどね…
ゆ「にゃぁ〜ん♡」
私「へっ？(//Д//)」
ゆ「ニア以外の猫からも好かれちゃってるにゃん♡」
私「っ…この猫ちゃんかわいすぎます！」

あ「何しとん？笑笑」
の「…！」
ゆ「〇〇になついたねこぉ〜ゴロゴロゴロ」
の「だめ！こら！あなたはあ〜ちゃんの猫ちゃんでしょ⁉︎」
あやのちゃん、なんかちょっと焦ってる？
あ「えっ？笑笑」
ゆ「あーそうだったにゃあ」
あ「はいはいおいでおいで。ねえ、あっちでこの前言ってたライブ見よう？」
ゆ「見るにゃあん♡」
あ「のっちと〇〇はー？」
私「あ！み––––––」
の「私たちは見なーい！ちょっと私の部屋片付けるから」
私「え、それ今やらなくても–––––」
の「今じゃなきゃだめなの！来て！」
私「あ、うん…」
これって……もしかしなくても、嫉妬…？
そう考えたら、ニヤニヤしそうになっちゃって必死でこらえた。
あやのちゃんに手を引かれながら後ろを振り返ると、ゆかちゃんにウインクされた。そっか。わざとやったんだね。ありがとう。ゆかちゃん。

あやの「ねぇ、ゆかさんと何してたの？」
私「え、猫ちゃんと飼い主ごっこ？」
あやの「なんで！なんで私じゃなくてかしゆかなの！」
私「え…？でもさ…先に、あ〜ちゃんとイチャイチャしてたのはさ…（；＿；）」
あやの「えっ……？」
私「最近あやのちゃん、なんか冷たいし、珍しく今日は2人のこと家に呼ぶし…う、私は、さみしかっ––––––！」
急に抱きしめるなんて、そんなのずるいよ。
あやの「ごめん………でもね、私は〇〇を誰にも取られたくない。たとえあの2人でも」
私「………ずっと…ふ、不安だった…(//´;﹏;｀//)」
あやの「うん…ごめん。大好きだよ」
私「私も。大好き」

あ「あ、おかえり〜」
ゆ「もぉ手ぇ繋いじゃって♪」
の「別にいいじゃん家なんだしぃ！」
あ「ふふふっ」
私は口パクでゆかちゃんに、ありがとうと伝えた。

紙面上のレオネッサ

女性/21歳/東京都

2021-05-11 22:43

あ「ということでー！せーのっ」
3人「ハッピバースデートゥーユー♪」
私「え？？えええ⁉︎⁉︎⁉︎」
いつのまにか台所に行っていたあ〜ちゃんが、歌いながらホールケーキを持って現れた。
3人「ハッピバースデーディア〇〇〜ハッピバースデートゥーユー♪」
の「おめでとうー！」
ゆ「おめでとう！」
あ「おめでとう(*´ー｀*)」
私「あ、ありがとう…(´；Д；`)」
あ「ちょっと日にち違うけど、当日は仕事入っちゃってたから」
ゆ「やっぱ直接お祝いしたいよねってなったんだよね」
の「あのね…最近冷たくしてたみたいになっちゃってたのは、今日の準備のためだったんだ」
私「……もう！もうもう！……でも、めちゃくちゃ嬉しい…(//∇//)」
あ「みんなで写真撮ろ〜！」
ゆ「撮ろ撮ろ！」
当たり前のように私の隣に立って、恋人繋ぎをする貴女。私の大切な貴女。
これからもよろしくね。あやのちゃん。大好きだよ。

あとがき
久々長くなった笑しかもベタな展開笑笑
でもこの妄想、2人くらいタイムリーな子がいるよねぇ…？(￣∀￣)
「のっちが私に嫉妬した」ってシチュ思いついた途端めちゃくちゃニヤニヤしたなんて事実はどこにもありませんよ？