この手は君の頭を優しく撫でた手
この手は君を汚してしまった手
この手は君と手を繋いだ手
この手は不甲斐なく君を傷つけた手
この目は君の隅々まで知っている目
この目は君の澱みだって知っている目
この目は3個目が無かったって
嘘なんて吐きやしない僕の目
無実の罪を何度も犯した僕が
ここにいる意味なんてないのさ
君を抱きしめる価値なんて僕には無くて
指を刺されて笑われるくらいなら
いいよ、もう
このツギハギだらけの心臓を
半分だけ君にあげる
この最低で吐きそうな脳みそ
抉り出して、握り潰してしまえ
2度と生きていけなくなるほどの
悲しみを5度、6度と味わって
それでも生きたいと思うなら
いいじゃない
人間みたいじゃん